薔薇飾り罫

ゴスロリとは

ゴシック&ロリータを略して「ゴスロリ」とよばれる通称です。

ここではゴスロリ、ゴシック、ロリータなどを独自の見知から解説しています。

それぞれにまとめていますのでメニューからご覧ください。

はじめに

内装

ゴスロリとは日本発祥のファッションスタイルです。
と言いますと、一言で終わってしまいますので、次の章からちゃんと説明いたします。その前に、まずは以下をお読みください。

 

ゴスロリの定義をさまざまに論じる方が多くいらっしゃいますが、
この教会ではそれはしません。

現在ファッションには便宜上カテゴリー分けがなされておりますが、
そもそもファッションに「こうでなければならない」といったことはなく、コーディネートによって様々に「個」に変化いたします。

もちろんそれはゴシックにもロリィタにもパンクなどにも言えることで、これは「黒ロリ」であって「ゴシック」ではないとか、原宿カジュアルゴスロリスタイルや、ジャンル違いと言われるコスプレや仮装についても、ヲタク文化についても、様々な言葉で否定される方がございます。

しかし、よい部分は取り入れればいいのです。どのジャンルにも良い部分があるから廃れないのです。原宿スタイルは違う、漫画やアニメのコスプレは「違う」「一緒にするな」といって否定、中傷するならば、それは自らの好きなジャンルを否定していることと同じ行為です。

なぜなら、語源のゴシックも歴史をひもとけば元々は排他的な差別用語であり、日本で発祥した「ゴスロリ」でさえ、見る人から見れば引き気味に眉をひそめられてしまうと言ったことがなくなったわけではありません。

しかし、ゴスロリが好きな人の多くは様々なものが好きで、私も好きですが、まさにヲタクと言われそうな「ローゼン メイデン」が好きな人はたくさんいます。3000円のニッセンのフリルのついたカーディガンを50000円の服に合わせていたります。そのコーディネートの姫は素敵でした。それをゴシックか黒ロリかと言われても判断できるものではございません。いえ、そもそも分ける必要などないのです。だから「ゴスロリ」という便利な言葉ができたのだと思います。

このように厳格な定義というものは必要ありません。あくまで便宜上のカテゴリーですから、自由に感じていただければと思います。楽しむことがファッションを輝かせる最大のアクセサリーです。

 

「ゴスロリを楽しんでください」

 

ゴスロリ協会 ☆

 

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ゴシックとは

ゴシック城

ゴシックの歴史

ゴシックの語源はゴート(goth)から来ていると言われています。ゴートとはゲルマン人のことを指します。ゲルマン民族は、ヨーロッパ一帯をローマ帝国が支配していた頃、ドイツやスカンジナビアあたりに国を興してローマ民族やケルト民族(西部ヨーロッパ民族/フランス周辺)を脅かして大きな勢力になります。ローマ人は、実直で戦いに強いものの文明的には発達していないゲルマン民族を野蛮人と言いました。ライン川流域を中心に占領とリベンジを繰り返したローマ民族とゲルマン民族。数百年の進退のうちにロマネスクなどの文化も混ざり、新たな建築様式が発生するようになります。こうして発生した新進的で荘厳、華美な様式はローマでも流行するようになりました。

これをよしとしないのがローマの古典学者や懐古主義者たちです。北方で起こったこの芸術様式を、蔑み、排他的な意味も込めて、「ゴシック」ゴート人の作ったような野蛮なという呼び方をしました。(ローマからすればローマ以外の地方は野蛮人に過ぎず、それらをまとめてゴートと蔑んでいましたが、ゴシック文化の影響を最も受けたのもまたローマでした)

現存される最古のゴシック建築はフランスにある「サン・ドニ大聖堂」であると言われています。ミラノ大聖堂なども有名で、尖塔など尖った屋根の塔が多くみられ、わかりやすく言えば「カリオストロの城」や「シンデレラ城」はゴシックをよく表現しているようです。(おそらくドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城に近いのでしょうが、かの城もゴシックやバロックの建築様式を取り入れて作られているようです)

そしてゴシック様式が一番栄えたのが中世ヨーロッパで、建築だけにとどまらず、美術、音楽などの文化にも大きく影響を及ぼしますが、やがてルネッサンスの文化に飲み込まれてゆきます。その後見直され、再びゴシック様式が脚光を浴びるのは19世紀イギリスまで待つことになりましたが、この時代のゴシック文化のときには、ゴシック=野蛮なという蔑みの意味はなくなっていました。

 

ゴシック文化

ゴシックの歴史で説明した「ゴシック」と、ファッションとしての「ゴシック」は浅からぬ関係ではありますが、違う所から発生しています。

イギリスで流行しはじめ、ドラキュラのような黒い洋装にマントに青白いメイクといったスタイル。呪術的、退廃的、中世的、悪魔的な要素を取り入れ、魔女狩りや怪奇伝説、神話などを元に構成される小説。墓場や廃墟を背景に、コウモリやカラスなど薄気味の悪い生き物がモチーフとなるファッション。それら全てを「悪趣味」として、やはり「ゴシック」と呼ばれました。ブラムストーカーの「ドラキュラ」などが流行し、ゴシック小説は世界的に有名になります。

これらを日本で取り入れたのが、90年代の「ビジュアル系バンド」や「パンク・メタル・ロック」で、それらが流行すると「悪趣味」から「バンド系」ととらえられるようになりました。世界的なゴシック文化から抜け出した日本独自のゴシックが発生していきます。そして、90年代後半になると、似て非なるロリータ文化と融合させて「ゴスロリ」という言葉が生み出されました。ゴスロリという言葉は日本発祥です。

21世紀になるとかなり細分化はされるものの、大きく影響を受けたのが秋葉原を中心としたオタク文化です。様々なキャラに「ゴスロリ」ファッションをさせ、世間に認知させると、今度は自分でそれを着て行動するコスプレ文化も発展していきました。このオタク文化との融合を忌み嫌うゴスロリ信望者も多くいらっしゃいますが、長い歴史の中で様々な文化の融合で発展してきたのがゴシック文化です。

「ゴスロリ」とまとめたときにも「一緒にするな」という反発が出た時期がありますが(今でもあるかもしれません)、ゴシックのいい部分、ロリータのいい部分を折衷することで、「ゴスロリ」として発展しています。「和ゴス」などのジャンルも生まれてきていることから、固定観念にとらわれず様々なゴシックを楽しむのもいいことかもしれません。

 

ゴシックファッション

髪色は黒や茶髪が一般的であると思われますが、ウイッグなどが手軽に手に入るようになったこともあり、金髪や銀髪、紫、緑など、様々な色が見られます。

髪型はロングやアップ、ソバージュ、ボブなどが多く見られますが、みなさま服装に合わせて替えられているようです。

ヘッドドレスは羽根や薔薇が付いたものが多く、カチューシャやヘアピンなどに装飾を施したものが基本的。小さい帽子を付けたもの、装飾の派手なかんざしやシュシュなどでまとめるだけの場合もあるようです。

メイクは肌の白さを強調させ、黒や青のアイライン・アイシャドウ、唇は色素を消すか赤黒く妖艶にすることが多く見られます。

アクセサリーは薔薇や蝶、石のついたものや、蜘蛛やとかげなどのモチーフのものもよく見かけ、ゴシックでも黒ロリに寄った場合などはアリスや可愛い系のアクセサリーを付けることもあるようです。

服は黒を基調として、濃い赤や青を差し色に使ったり白を対比させることで黒を強調させたりします。編み上げやファスナーをアクセントにしたもの、幾重にも生地を重ねて厚みを増したワンピースやドレス。タイトなシルエットながら襟元、胸元にレースやフリルを多く使い、裾などをベル形にしたトップス。スカートはミニスカートかロングスカートで膝丈などは意外に少ないようです。

服に合わせてストッキングやタイツなども用いますが黒か薔薇や蜘蛛など驚くほど多くのモチーフ柄が見られます。

靴は服に色を合わせますが黒か赤が多く、厚底やブーツまたはハイヒールパンプスなどが多用されます。

女性でも男装を好む方も多く、やはり黒が基調になるようですが宝塚で見られるようなファッションも人気です。

男性は燕尾服やジャケットにマント、シルクハットなどが多く、貴族的な洋装が好まれます。黒を基本に白や赤を使い、メイクなども全体的に中世貴族や「ドラキュラ」をイメージさせるものに近くなるようです。

 

ここまでお読みいただければゴシックファッションには明確な決めごとなどはなく、世界観優先の大きなカテゴリーであることがおわかりいただけるかと思います。

 

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ロリータとは

ゴシック城

ロリータの歴史

ロリータの名称はウラジミール・ナボコフの小説である「ロリータ」に由来すると言われています。作中の登場人物「ドロレス・ヘイズ」の愛称で、少女や幼女を意味する俗語として使われました。ロリータファッションは1990年代に日本で広まったと言われています。歴史としてはゴシックより若いものの、その世界観は中世ヨーロッパ以降のバロック・ロココ様式などを背景にしたもので、王族・貴族などに見られる華美な「お姫様」スタイルを表現することが多いようです。

90年代後半になりゴシックとまとめて「ゴスロリ」という呼び方が登場し、2004年の下妻物語が映画化されたことで世間的に認知されるようになりました。しかし昔からのロリータを好む人たちからはゴスロリ以降に起こった流れを不満に思う声も多く、今でも様々なカテゴリー論争が展開されています。

それでもレースやフリルなどを強調するファッションにおいて、ゴシックやアリスなど童話キャラとの結びつきは無視できないものになっており、新しいロリータファッションとして形成されつつあります。

ロリータをロリィタと表現する場合もありますが、これは「ロリータ」で検索するとアダルトサイトが出てくるため、ファッションについては「ロリィタ」と表記することもあるようです。

 

ロリータファッション

レースやフリルを多用して貴族スタイル・少女スタイルを表現しています。主に白とピンクで構成されたファッションで、ドレスをイメージさせるものが基本となり、パニエなどを使って膨らみを持たせるのが主流です。

アリスなどのイメージからエプロンスカートもよく用いられ、ボンネットなどの小物や、スイーツモチーフのデザインなども好まれる傾向にあるようです。

髪色は白や金髪が一般的であると思われますが、ウイッグなどが手軽に手に入るようになったこともあり、ピンクや銀髪、紫、緑など、様々な色が見られます。

髪型はまっすぐに切りそろえられたものが人気ですが、縦ロールや三つ編み、長いストレートをまとめるなども多く見られます。

ヘッドドレスは花やスイーツ、ネコなどのモチーフが付いたものが多く、カチューシャやヘアピンなどに装飾を施したものが基本的。ボンネットや装飾のつきた帽子なども多用されます。

アクセサリーはアリスや可愛い動物、花などで形成されます。

服は白やピンクを基調として、パステルカラーを差し色に使ったりします。編み上げやエプロンをポイントにしたもの、幾重にも生地を重ねて厚みを増したワンピースやドレス。全体ににレースやフリルを多く使います。スカートは大きく膨らませるドレスになることが多いため、アンダーウエアにパニエが必須となります。

服に合わせてストッキングやタイツなども用いますが白か可愛いモチーフ柄が見られます。

靴は服に色を合わせますが白か赤が多く、厚底やブーツまたはハイヒールパンプスなどが多用されます。

 

ロリータファッションの種類

甘ロリ レース・フリルを多用し、可愛さを徹底的に追究したスタイル。

姫ロリ お姫様風にドレスアップしたスタイルで、このカテゴリーの中でも上品系と露出系に別れる。

クラシカルロリータ クラシック色の強い、ロリータの中では落ち着いたシンプルなスタイル。

白ロリ ほぼ白でコーディネートされたスタイル。

黒ロリ 黒と白でコーディネートされたスタイルで若干ゴシックに寄る場合もある。

ゴスロリ ゴシック要素を多分に含んだスタイル。

 

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ゴスロリとは

gothic and lolitaを省略してゴスロリと呼ばれています。原宿女子が使っていた略語を雑誌などで取り上げたところから定着したとされています。

分類好きな評論家がゴスロリをカテゴライズしていますが、これといった取り決めはありません。大きなくくりで呼ばれることが多く、ゴシックファッションやロリータファッション、華美なドレスファッションを指しますが、ジャンルは違うもののコスプレからメイドまで表現されることもあります。

近年、ゴシックでもロリータでもないゴスロリといったカテゴリーは確かに存在していますが、ここでは全体を「ゴスロリ」として表現しています。

 

ゴスロリ文化

退廃的で中世的、黒を基調とした荘厳でスタイリッシュなゴシックファッションと、お姫様スタイルで白とピンクを基本としたロリータファッションは対象的です。しかし共通する部分も多く「生」「聖」「白」「清」「性」「黒」「悪」「死」など、ロリータでも死や性をテーマにした作品も多く、ゴシックでも聖なるものを切り離して考えることはできません。それらが互いに近づいた結果がゴスロリとして表現され、同じ舞台で脚光を浴びることが増えました。

このヨーロッパ的ながら日本で生まれたファッション文化は、アニメや漫画、コスプレや芸能などに浸透することで知名度を上げていき、「かわいい」「かっこいい」を伴って海外に進出するまでになりました。オタク文化との融合を嫌う風潮も根強くありますが、「ファッションゴスロリ」「ゴスロリ風コスプレ」「二次元ゴスロリ」などと考えてしまえば棲み分けもできるのではないでしょうか。また、黒ロリ風のエプロンドレスを着たメイドはやはりコスプレに分類されます。メイド着は本来作業着であり、西洋的であったりそれを色濃く取り入れた大正期のものであればゴスロリとしてもよいかもしれませんが、二次元やコスプレでのメイドは男性の妄想や願望から創作されたものでゴスロリとは異なります。

 

ゴスロリファッション

ではゴシックファッションでもなくロリータファッションでもないゴスロリファッションとはどのようなものでしょうか。基本的には両方のいいところを取り込んだスタイルで、ロリータのドレスなどを黒にして蜘蛛や蝶を同時にあしらうなどが見受けられます。アクセサリーにも薔薇やリボンが使われる一方でコウモリや黒猫なども同居させています。

ブランドもゴシックやロリータブランドに固執する人も多いですが、それだけに限らずにファッションが引き立つアイテムであれば自作したり、原宿系でもノーブランドでも積極的に取り入れているようです。